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2020年12月29日、C3D初となるオンラインイベントをYouTubeライブで配信。最初は設定間違いもありましたが、ライブモデリングなどで盛り上がり、最後は、いつもC3Dに参加してくれているモジョンさんからのサプライズ発表もありました。
ライブ配信を見られなかった方もアーカイブをご覧いただけます。パソコンから視聴される場合はチャプター(目次)で見たいところだけ飛ばして見ていただくとよいかもです。
Table of Contents
初めてのオンラインイベント実施のため作戦会議
今年はオフライン勉強会の開催が難しく、オンライン配信をやりたいと思いつつ、できずにいました。自分で配信を行ったことがなく、重い腰が上がらなかったというのが正直なところです。そこで年内にオンラインでなにかやりますと宣言し、自ら退路を断ちました(笑)
そしてTwitterのグループチャットやDiscordを使って、モジョンさん、かえでさん、terryさん、丹羽さん、ridyさんなど、いつもC3Dに参加してくれている皆さんに相談して作戦会議。
オンラインイベントの内容や配信方法について色々なアイデアを出し合ったりしました。色々な知識や経験を持っている人達と話し合うことの大切さを実感。皆さんには感謝しかありません。本当にありがとうございます。
YouTube、OBS、Discordの組み合わせでライブ配信を実施
作戦会議の結果、初めてのライブの配信は、次のサービスとツールを組み合わせて行うことにしました。
YouTubeはライブ配信用に利用。しかし今回はバラバラの場所にいる人達をつないで配信を行いたいのでYouTubeだけでは足りません。
そこでOBSとDiscordを使うことにしました。OBSはキャプチャーした画面を配信できる無料ソフトでYouTubeとの連携も簡単。Discordはゲーマー向けのチャットサービスとして有名ですが、テキストチャットの他にZoomのようにオンラインで複数名が顔を見ながらお話できたりします。
私は2枚のモニターを使っていて、OBSの設定で1枚のモニター画面だけを配信するように設定。さらにDiscordの画面を配信用の画面の中で見せ、そちらを公開してしまおうという作戦です。
事前の非公開テストではキャプチャー画面で動画を再生してみましたが、動画の音声もきちんと拾うことができました。これで準備万端なはずでしたが…
正式なイベント開始時刻前に意図せずして配信開始、音声トラブルも発生
YouTube側ではライブ配信予約の設定ができたので、イベント開始時刻を設定。1つわからなかったのは「ライブ配信開始」というボタンを押す必要があるのかどうか。もしかしたらこのボタンを押さないと配信予約できないのでは?と思ってポチッと押したところ、すぐに配信が始まってしまいました(笑)
イベント開始15分前ぐらいだったのでそのまま続行。開始予定時刻に改めてイベント開始をお伝えし、そのままの流れで私からC3Dの紹介を行い、続いてDiscord参加者の自己紹介になったのですが…視聴者から私以外の声が聞こえない(または聞こえにくい)との声があり確認することに。
原因はDiscordの音声機器設定で、Defaultではなくパソコン側のスピーカーを設定する必要があったと判明。設定をし直して音声トラブルが解決。YouTubeのチャット欄でも皆さんから色々とアドバイスいただきました。優しい世界。
2020年のCG・映像関連ニュースを皆で振り返り
C3Dの紹介とDiscord側の参加者自己紹介が終わったあと、2020年のCG関連ニュースを皆で振り返りました。個人的にはAppleが年末に発売したApple Siliconを採用したMacが印象的。エントリー機ながらベンチマークによっては最上位機種のMac Proをも上回る結果が出ており、今後に大いに期待しています。複数のソフトウェア間でコラボも可能というNVIDIAから発表されたOmniverseも要注目。
福井さんの訃報という悲しい出来事もありました。2019年のC3DにもいらしていただいたZBrushの伝道師として有名だったクリエイターの福井さんが死を悟ったかのような言葉をツイートして、この世を去りました。やり残したことや心残りも多かったと思いますが、人生を全力で駆け抜けるような生き方も悪くないかなと思ったりもします。
福井さんが参加された勉強会の内容は過去記事でご覧いただけます。とても楽しかったです。改めてご冥福をお祈りします。
2020年のCG・映像ニュース
- Autodesk製品値上げ(2月)
- Cubic Motion が Unreal Engine チームの一員に(3月)
- のぶほっぷこと、福井信明さん急逝(4月)
- UnrealEngine5 デモ映像公開(5月)
- ZBrushCore mini 登場、Sculptrisは終了(6月)
- Maya / 3DS Max Indie が日本でも提供開始(8月)
- Maxon One 発表 Cinema 4D、Redshift for C4D、Red Giant Completeをセット販売(9月)
- ソフトバンクG、ArmをNVIDIAに約4兆円で売却 – ITmedia NEWS(9月)
- Oculus Quest 2 発売(9月)
- Octane RenderでWorld Creatorが利用可能に(10月)
- RTX30シリーズ発売(10月)
- Apple Silicon Mac 発売/圧倒的なパフォーマンス(11月)
- VTuber スパチャで一億円を稼ぐ(11月)
- 仮想コラボレーションと仮想シミュレーションのための Omniverse プラットフォーム – NVIDIA(12月)
- デジタルアーティストBeepleの作品が3億円を超える高額で落札(12月)
- Blenderの躍進続く、大企業が開発資金をサポート
ライブモデリングには視聴者も参加して盛り上がりました
続いて今回のオンラインイベントの目玉ともいえるのが、その場でお題を決めて行ったライブモデリング。お題は「甘い」「おばさん」というキーワード。わずか30分という短時間でのスピードモデリングでしたが、視聴者の皆様にもご参加いただき、大いに盛り上がりました。
まずはDiscord参加の皆さん。30分という超短時間ということで人物データや加工するためのベース素材を利用する人も多かったですが、それでもこの短時間でここまで作るのはすごいですね。
C3Dライブモデリング
— Maple_CG🍁かえで@1/23 ZBrushCoreMiniワークショップ開催✨ (@maple_cg) December 29, 2020
30分作品
お題【甘い×おばさん】
めちゃしんどいw
#c3d_modeling pic.twitter.com/DUmFAH2J8D
そして視聴者の皆さんの作品もレベル高い!「おばさん」の解釈が必ずしも人間ではなかったりして、発想の柔軟さも感じられました。いや〜皆さんすごい。
#c3d_modeling
— Daichi Sugimoto🦑3D Artist (@daichiandbon) December 29, 2020
甘いおばさん! pic.twitter.com/RnH4tRvkt7
モジョンさんからサプライズ発表!
ライブモデリングが終了し、イベントを終了しましょうかというところでモジョンさんからサプライズ発表!内容はぜひYouTubeでご覧ください。チャプターリストから選べばすぐにご覧いただけますよ。
15年目に入った2020年のC3Dの現状報告
オンラインイベント中にはお伝えしていませんが、簡単に2020年のC3Dを振り返ります。概要は次のとおり。
- オフライン勉強会は開催できず
- オンラインイベント初開催
- ウェブサイトアクセス数は約13万PV/年(昨対比+1万)
- Twitterフォロワー数1847人(昨対比+1088)
2020年はコロナウイルスが猛威をふるい、一度もオフライン勉強会ができないという悲しい状況でした。しかし年末ぎりぎりとなりましたが、それに代わるものとしてオンライン勉強会が開催できたのはよかったです。
直接会って話せるオフライン勉強会もよいのですが、距離を超えられるオンラインイベントの素晴らしさも実感できました。「全員参加」を重視するC3D勉強会の雰囲気がオンラインでも出せたと感じていて、よかったと思ってます。
C3Dウェブサイトのアクセス数は、年間13万PV超え。昨年から微増ですが、少しでも多くの人達に情報が届いているのは嬉しい限り。
Twitterのフォロワー数は記事執筆時点で1847人、昨年から1088人増。これは単純にフォロー数を増やした結果です。やっぱりフォローして知っていただかないことにはフォローしていただく機会も得にくいですからね。
2021年は年4回のC3D勉強会を開催しつつオンラインをさらに活用します!
今年は皆さんと直接会う機会を作れなかったC3Dですが、来年こそはぜひまたオフライン勉強会を開催したいところ。ただ現状ではコロナウイルスがすぐに収束するとは思えないので、当面は今回のようなオンライン開催になるかなとも考えています。
来年は年4回の勉強会開催を考えていて、オフラインではできないならオンラインで開催する予定。せっかくYouTubeチャンネルも作ったので、勉強会以外にも活用していければと思います。今後ともC3Dをよろしくお願いします!
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[…] 続いては昨年末、C3D初のオンライン勉強会にも参加していただいた岡さんのマシン構成。詳細は不明ですが、写真からRyzen9とRTX3080を軸にSSDはサムスン 980 PRO、マザボはX570チップセット採用モデルであることがわかります。メモリは64GBとのことですが、128GBまで増強可能と思われます。これで40万円というのは、非常にコスパが高いですね。 […]