[Redshift] ACESワークフロー補足編

Aces Workflow

Cinema 4D 版RedshiftのACESワークフロー補足編をC3D YouTubeチャンネルで公開しました。本記事ではその概要をお伝えします。詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。

Redshift_ACES_Workflow_Overview [Redshift] ACESワークフロー概要編 Redshift_ACES_Workflow [Redshift] ACESワークフロー実践編

LFOデザインのYouTube情報を参考にしました

Redshift ACESワークフロー概要編と実践編では、Redshift公式ドキュメントの内容を元にお話しましたが、今回はそちらではわからなかったことを調べて話しています。主な情報源がLFO design YouTube チャンネルです。

LFO designは、VFX業界の一線で活躍するアーティストをサポートする制作会社だそうで、Cinema 4DやRedshiftなどのチュートリアル販売も行っており、情報の信頼性は高いと考えています。

現状、ACESワークフローに対応しているのはRedshiftだけ

現状、RedshiftはACESワークフローに対応していますが、Cinema 4Dは対応していません。レンダリング結果を保存するときにその違いが出ます。

Redshiftのカラーマネージメント設定にあるViewについて

Redshiftのカラーマネージメント設定の中にViewの設定がありますが、LFO designによると、これは画面上での見た目を変える機能で、レンダリング結果には影響を与えないものであるとのこと。

実際、RedshiftでACESワークフローで制作した際、Redshift RenderViewのFileメニューから直接画像を保存すると、どのViewを選んでいても結果は同じです。ところがCinema 4Dの保存機能を使って、RedshiftのACESワークフローで作った画像を保存するとViewの設定によって結果が異なります。

Compensate for View TransformによってViewがベイクされる

bake log view

RedshiftのACESワークフローで作った画像をCinema 4Dから保存する際、カラーマネージメント設定内のCompensate for View Transformがオンになっていると(初期設定でオンになっている)Viewの見た目がレンダリング結果にベイクされます。

Compensate for View Transformのチェックを外せば、Redshiftから直接保存したときと同じ結果が得られないか試してみましたが、Viewの設定ごとに異なる結果になりました。

LFO designは、Viewがベイクされることは不具合と考えており、これに対しては後日Maxonからパッチが出るのではないかとのことです。

追記:Viewがベイクされるのは、正しい挙動でした。後日YouTubeでお話します。

ACEワークフローで制作して連番書き出しする方法

現状、ACESワークフローで制作した場合、静止画であればRedshiftから保存できますが、連番や動画形式での保存はRedshiftのRenderViewではできなさそうです。Cinema 4Dなら連番書き出しできますが、Viewがベイクされます。

YouTube公開後、ViewをRawに設定して、Compensate for View Transformをオフにするとよいということをterryさんがツイートしていました。この方法を試したところ、Redshiftから直接保存した場合と同じ結果が得られました。

追記:最後にも追記していますが、Cinema 4D経由で正しく書き出す方法がわかりました。

リニアワークフローならCinema 4D経由で保存しても問題なし

保存問題が出ているのは、ACESワークフローで制作をした場合です。従来のリニアワークフローで作る場合は、RedshiftとCinema 4Dのどちらから保存しても結果は同じです。

ちなみにリニアワークフローのときは、ラフネスやバンプなどに使用されるグレースケール画像はリニア化する必要がありましたが、ACESではワークフローそのものが変わっているため、その必要はなさそうです。(ちょっと不確かです。)

追記

VFXやMVなどの映像を手掛けるKhakiの横原さんが、C4D+Redshiftを使ってexrでACESを正しく書き出す方法は公式ドキュメントに書かれているとツイートされていました。

確認したところ、確かに書かれています。読んだはずなのになぜ?と思ったんですが… Redshift公式ドキュメントは、DCCツールごとにページがわかれていますが、サーチバーで検索すると、それらすべてが検索対象になるため、いつの間にか、Cinema 4D向けではないページを見ていたようです。

なので不明点が幾つか出てきてしまったという…改めて読み込んで、後日追加の内容をYouTubeでお話します。