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Cinema 4D 版Redshiftを使ったトゥーンっぽい表現の作り方をC3D YouTubeチャンネルで公開しました。本記事ではその概要をお伝えします。詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。
Table of Contents
Redshiftでトゥーン表現を作ろうと思ったきっかけ
Maxon公式のCinema 4D Quick Tipsに、標準マテリアルを使ったトゥーン表現のチュートリアルがありました。Cinema 4DにはSketch & Toonというトゥーンシェーダーがありますが、チュートリアルではあえてそれを使わずにトゥーン表現をしています。
Redshiftは現時点ではトゥーンシェーダーは実装されていませんが、この方法を真似すればトゥーン表現ができるかもしれないと考えて、やってみることにしました。
Incandescent、Ramp、Fresnelノードを使ってトゥーン表現
Redshiftでトゥーン表現するときの鍵は、次の3つのノードです。
- Incandescent
- Ramp
- Fresnel
Maxonのチュートリアルではルミナンスチャンネルを使っていましたが、Redshiftでは似たような働きをするIncandescentノードを使っています。Fresnelの色をコントロールするためにRampノードを追加しました。
ハイライトはRampの調整、またはライトの映り込みで表現
Maxonのチュートリアルでは、光が反射して白くなるハイライトの部分にスペキュラーチャンネルを使っていましたが、Redshiftにはスペキュラーが無いため、代わりに2つの方法を考えました。1つはRampの調整。先に追加したRampノードのグラデーションに、白を追加しました。この方法では白が明るくならず、今一歩な感じ。
もう1つの方法としてエリアライトを丸くして、映り込ませることでハイライトを表現してみました。こちらはハイライト以外の部分にも光によるグラデーションが生まれてしまうため、トゥーンっぽさが損なわれます。
あくまでも「なんちゃって」なRedshiftによるトゥーン表現チャレンジ
トゥーン表現というからには、輪郭線、はっきりと別れた色の層、真っ白なハイライトの3つが欲しいところですが、きちんと表現できたのは輪郭線だけで、他はいまいちな感じになってしまいました。もう少し設定を詰めればよくなるかもしれませんが、できればRedshiftには早めにトゥーンシェーダーを実装して欲しいです(笑)