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Cinema 4D S24から搭載されている配置ツールの使い方をC3D YouTubeチャンネルで公開しました。本記事ではその概要をお伝えします。詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。
Table of Contents
配置ツールとは
配置ツールは、Cinema 4D S24から搭載されているオブジェクト配置を効率化するためのツールです。次の3つのツールがあります。
- 配置
- スキャッターペン
- ダイナミクス配置
同じくS24から搭載された「位置確認用影」も、オブジェクト配置をしやすくする機能です。
位置確認用影
ビューポートのオプションメニューで位置確認用影をオンにすると、オブジェクトの真下に影が現れて配置するときの目印になるため、パースビューで正確な位置にオブジェクトが配置できるようになります。
配置
配置ツールは、基本的に1つのオブジェクト配置を補助する機能です。例えば、りんごを机の上に配置するようなシーンでは、通常はりんごが机をすり抜けてしまうため、位置確認のために4面ビューに切り替えることもあると思います。しかし、りんごを選んだ状態で配置ツールを有効にすることで、ビューを切り替えることなく、机の上にりんごを設置することが可能。ギズモでオブジェクトの拡大縮小や回転もできます。
ダイナミクス配置
ダイナミクス配置ツールは、複数オブジェクトを配置できるツールです。Shiftキーを押すことで、物理シミュレーションのような状態になり、より自然な形でオブジェクトを配置できます。
スキャッターペン
スキャッターペンは、オブジェクトを撒き散らすように設置するためのツールです。配置やダイナミクス配置と同じく、設置対象の形状を認識して設置できます。起伏のある地形に植物を配置するような場合に有効です。
アセットブラウザとの連携
配置ツールを選んだ状態で、前回紹介したアセットブラウザからシーンに対してオブジェクトをドラッグ&ドロップすると、あらかじめオブジェクトのサイズが立方体形状で示され、設置先の形状も把握したうえでオブジェクトを配置できます。
ダイナミクス配置ツールのスケール設定
ダイナミクス配置ツールを使っていても、例えば、スケール設定が「1m」になっているとペンのような小さなオブジェクトは正確なサイズが判定されずに、他のオブジェクトをすり抜けてしまいます。そんなときは、スケールを選択オブジェクトに合わせて変更しましょう。ペンなら「0.1m」が適切です。