C3D NEWS vol.43: プロ向けApple Silicon搭載のMacBook Proがついに登場

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こんにちは、いわいです。今週は、ついに登場したプロ向けApple Silicon搭載のMacBook Proのお話がトップです。エントリー向けのM1 Macが衝撃的なスペックだったので、その上を行く実力がいかほどのものか早く知りたいところ。

他には近いうちに実装されそうなGoogleの合成背景と人物の馴染ませ技術、iPadアプリへの3D機能実装など盛り沢山な話題でお送りいたします!

プロ向けApple Silicon搭載のMacBook Pro発表

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2021年10月19日に開催されたAppleのオンラインイベントでプロ向けのApple Silicon(M1 PRO、M1 MAX)を搭載したMacBook Proが発表されました。最上位の構成は、10コアCPU、32コアGPU、64GBメモリです。コア数や容量を単純比較すると、IntelやAMDのCPUやGPUの方が上という感じがしますが、そこは同じように考えてはいけません。

私はエントリー向けApple Silicon(M1)搭載のMacBook Air(CPU、GPUとも8コア、メモリ16GB)を使っていますが、Cinema 4DやPremiere、After Effectsなどもサクサク動きます。体感的には以前使っていたIntel iMac(Core i7、メモリ24GB、SSD)と同等かそれ以上。ミドルクラスWindows並みの快適さを感じることもあります。詳しくは、過去記事でレビューしているので興味があればご覧ください。

M1 M1 MacBook Airは予想を超える高性能でCGソフトも快適に動く

M1 MacBook Airの快適さを基準に考えると、CPUとGPUのコア数が各4倍になった今回のMacBook Proは、ハイエンド並の性能が期待できます。M1 PRO、M1 MAX搭載の新しいMacBook Proでどれぐらい快適になるのかが非常に興味深いところ。

Cinema 4DとRedshiftがどれぐらい快適になるのかが個人的にもっとも注目しているところですが、誰か検証してくれないかな…と思っていたら、いました!ステキ!w

緒方さんはYouTubeで秀逸なRedshift解説動画を公開しているので、Cinema 4DでRedshiftな方は必見。さらに先頃、会社にモーションキャプチャースタジオができたそうです。使いたい方は問い合わせしてみましょ〜!

Googleが開発した合成背景と人物をなじませる技術

人物を検知して合成背景を割り当てるソフトなどがありますが、馴染みはいまいちだったりしますよね。でもGoogleが開発した技術のデモを見ると、まるでその場にいるかのような馴染み具合です。人物の映像は2Dのはずなのに、まるで3DモデルにHDRIを当てるかのように動かした照明が反映されてます。

GoogleのMeet(ビデオ会議システム)にも近いうちに実装されるんでしょうかね。スマホで実写合成が簡単にできる日も近そう。

手描きを立体的に動かせるmental canvas

mental canvasというペイントソフトをツイートを見て初めて知りましたが、次の種類があります。

  • Draw(無料。WindowsとiOS対応。)
  • Pro(サブスク。プランによってウェブで注文、または問い合わせ。)
  • Studio(カスタムプラン。要問い合わせ。)

Drawは無料、Proはサブスクでプランによって使える機能が異なります。カスタムプランは顧客の要望に応じてカスタマイズしてくれるっぽいです。手描きしたものを立体的にぐるぐる回したりするデモがあり、そのあたりが他のペイントソフトとの違いかもしれません。そこにアニメーション機能が付いているってことですね。

iPadアプリProcreateに3D機能が実装予定

iPad向けの手描きアプリとして歴史のあるProcreateですが、来たる新バージョンで3D機能が実装されるようです。iPadと3Dって直感的な操作ができて相性いいんですよね。

ぐるぐる回してペイントできるってぐらいかと思ってたら、UVマップ付きでOBJ書き出しができるとか、3Dソフトとの親和性も高そうです。これは楽しみ。

Blenderの開発支援にAppleも参加

Blenderの開発支援にGAFAMでは唯一参加していなかったAppleがついに名を連ねました。先週のニュースですが、大きな話題になっていたので取り上げておきます。

Blenderで手ぶれ効果を付ける無料ソフト

Blender用の手ぶれ付けソフトを試してみました。パラメータがシンプルで、プリセットも豊富で使いやすいです。こういうのが無料ってのは強いな〜

フォトグラメトリは進化して社会的意義のある用途がさらに増えそう

一昔前のフォトグラメトリって、技術的にまだかな〜と思っていましたが、最近は高度・高負荷な処理をサーバ側で行うことによって精度の高い結果を返してくれるiPhoneアプリもあったりします。プロ向けの技術と機材で行われたフォトグラメトリともなると、風景を高精度・広範囲に残せるようになっているようです。

国内外で歴史的な遺産が破壊、盗難などの人為的被害にあったり、経年劣化や災害などにより保持できなくなったりしており、フォトグラメトリの技術でデジタル保存するという社会的に意義深い活動は今後さらに増えそうです。

子ども向けスカルプト教室が話題

いつもC3D勉強会に参加してくれている、かえでさんが子ども向けにスカルプトを教える活動をしており、テレビ番組で取材も受けたそうです。初めて触れる3Dソフトが無料のスカルプトソフトってところに時代を感じますね〜

安価で種類も豊富なラーニングサービス Domestika

ツイッターを見ていて知ったDomestikaというラーニングサービス。Cinema 4DやAdobe系ソフトなどのチュートリアルが豊富に提供されています。このようなサービスは高額なものも多いのですが、全般的に非常に安価で、たまたま今がセールっぽく、ほとんどのチュートリアルが1,000円台です。要チェック。

あとがき

ワンコ先生

M1 PRO/MAX、どれぐらいのスペックなのか気になるわ〜Intel MacBook Airだと、最新版でもまともにCGソフトを動かすことは困難でしたが、M1 MacBook Airだと普通に動くし、YouTubeの収録や編集も全部こちらでやってます。

ラップトップは外出時にも使えるようにということで、常にデスクトップとは別に所有してきましたが、外でMacを使う機会は少なく、プレゼンだけならiPhoneやiPadでもできちゃうため、自宅ではずっとクラムシェル(閉じた状態)で外部ディスプレイ接続。ラップトップなのにモニターもキーボードも指紋認証もほぼ使っていないという…

次のMac miniがこれぐらいパワフルなら、Mac Proはもう必要ないかなと思ったり。