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WindowsとMacなどで使えて、無線(Bluetooth)と有線接続に対応したKeychron K1というキーボードを購入しました。Keychron K1とはどのようなキーボードなのか、また実際の使用感についてお伝えします。記事の最後にKeychronのキーボードが10%オフになるクーポンコードがありますので、購入の際はご利用ください。追記: クーポンは終了したようです。
- WindowsとMacで切り替えて使える(iOS、Androidでも利用可能)
- 無線でも有線でも使える
- 豊富なラインナップ
- デザイン性が高い
- 購入しやすい価格
- バッテリーの持続時間が短い
- USキーボードのみ(※)
- WindowsとMacの切替が少し面倒
- Keychronオンラインショップから購入する必要がある
※2020年4月に日本でKeychron K1のクラウドファンディングが実施されており、そちらではJISキー対応製品が提供されていました。
Table of Contents
Keychronのキーボードを購入した理由
CG用にはWindowsデスクトップ、それ以外のときはMacBook Airを液晶ディスプレイにつないで使っていて、いままではK380というロジクールのキーボードを使っていました。
K380はWindowsとMacで使えて、コンパクトさや電池寿命の長さ、デザイン性などが気に入っています。ところがHomeキーがなく、代わりに「fn + 矢印キー」という特殊なキー割当になっていることを最近知りました。
ソフトによってはHomeキーを用いたショートカットがあり、これが2つのキーの組み合わせになるのは不便。存在すべきキーがあり、WindowsでもMacでも使えて、できればデザイン性も高いキーボードが欲しい。そんな要望にばっちり応えつつ、期待を超える機能性を持っていたのがKeychronのキーボードでした。
WindowsとMacで使えるキーボードはロジクールぐらいしか知りませんでしたが、探してみると色々あることが判明。特にHHKB(Happy Hacking Keyboard)は評価が高く、一瞬ゆらぎましたが、お値段なんと3万円超え。ちょっとすぐには手が出せません。最終的にデザインが好みで、価格も手頃なKeychron K1を選びました。
Keychron 製品の特徴と種類
Keychronは、すべての製品がWindowsとMac、iOS、Androidに対応。また無線(Bluetooth)でも有線でも利用でき、無線接続中に内蔵バッテリーが切れてもUSBケーブルで電源に接続すれば、充電しながら利用可能です。
私が購入したK1というキーボードの他にK2、K4、K6、K8という製品があります(2020年8月現在)。明らかな違いはキーの数と配列。K1だけが薄く、本体はアルミ製のみですが、K1以外は厚みがあり、プラスチック製の本体も選べます。
- K1: 87/104キー、本体が薄い、アルミ製のみ
- K2: 84キー
- K4: 100キー
- K6: 68キー
- K8: 87キー
私が購入したキーボードは、正確には「Keychron K1 Version 4」です。他にもバージョンを重ねている機種があり、今後バージョンアップによって仕様が変わっていく可能性があります。
他にはバックライトの色(白またはRGB)を選択可能。バックライトは不要でしたが、無しという選択肢はありません(バックライトはオフにできます)。
他にはキーのスイッチ(取付軸の部分)を、赤軸、青軸、茶軸から選択可能。スイッチによって打鍵音の大きさ、キーの硬さなどが変わるそうです。デモ映像では打鍵音が大きく聞こえますが、実際にはここまでの大きさには感じません。
Keychron K1のスペック
- キーの数: 87 または 104 キー
- サイズ (87キー / 104キー): 355 x 120 x 18mm / 435 x 120 x 18mm
- 重さ(87キー / 104キー): 約 650g / 約 805g
- 接続方法: Bluetooth または USB Type-Cケーブル
- バッテリー容量: 2000mAh
- バッテリー動作時間: ホワイトバックライト 約36h、RGB 約38h
- システム: Windows/Android/Mac/iOS 対応
- 本体カラー: 黒のみ
- 素材(本体 / キー): アルミ / ABS
Keychron K1のキー数は2種類ありますが、主な違いはテンキーの有無。テンキー無しのモデルでも横幅355mmで、幅279mmのK380より76mm長いものの、Homeキーなどが省略されておらず、使いやすいレイアウトです。
Keychron K1をチェック
Keychron K1は、ウェブサイトで注文した翌日に出荷されてちょうど一週間で届きました。製品は中国から送られてきます。デザイン性の高い、しっかりとしたパッケージ。

製品本体と説明書の他に、USBケーブル、キーを取り外すための工具、交換用のキーが付属。

期待どおりのスリムさで、アームレストを使わなくてもストレス無く使えます。オレンジ色のescキーがデザイン上のよいアクセント。

K380との比較すると本体の高さはほぼ同じですが、Keychron K1はメカニカルキーボードなので、その分、少し高くなっています。

写真右側(キーボード上部)がMac/iOSとWindows/Androidの切替スイッチ、左側がケーブル接続とBluetoothの切替スイッチ。

キーボード上部中央には、USB Type-Cポート。付属のケーブルは一方がUSB Type-C、もう一方が従来のUSB Type-Aなので一般的なUSBポートを使って充電可能です。

付属の工具を使ってキーを外したところ。真上に向かって引っ張るだけで簡単に取り外せました。写真のようにキーが本体から浮いているので、掃除もしやすいです。キーの取り付け部分は本体に隙間なく取り付けられているので、ほこりなどが入りにくそう。

左側のOptionキーをWindowsキーに変更。合わせてcommandキーもaltキーにしました。最初はキーがMac用ですが、付属のキーに交換すれば、写真のようにWindowsのキーに変更可能。

右上の9つあるキーのうち、上部中央のキーはSiri/Cortana用で、設定すればキーを押すだけで音声アシスタントを呼び出せます。

ファンクションキーは、設定によりマルチメディアキーとして利用可能です。

Keychron K1を使ってみた感想
スリムなキーボードが好みなので、メカニカルキーボードの厚み、音や打鍵感に馴染めるかどうかが心配でしたが、問題なく使えています。
薄く、タイピング音がほとんどないMac純正キーボードやロジクールのK380に比べて、Keychron K1はタイプ音がありますが、私が選んだ赤軸のスイッチは静音タイプなので気になりません。むしろカチャカチャという音に心地よさを感じています。
アルミ製の本体は質感もよく、キーの配色もウェブサイトで見たイメージそのままで、安っぽさがありません。
一方でスペック表のとおりではあるもののバッテリーの持続時間が短いのが難点。K380は驚異的な電池持ちのよさで、購入してから現在にいたるまで1年半以上、単4電池2本を交換せずに動いているのに対して、Keychron K1は毎日使っていると数日で電池切れ。
数分間使っていないとすぐにスリープ状態になるので(スリープはオフにもできます)、電池持ちをよくする努力は感じますが、差が大きすぎ。有線接続でも利用できるため、電池が切れたらUSBケーブルをつなげばよいのですが。
WindowsとMacの切替機能は、キーボード上部の物理スイッチを切り替えるのが地味に面倒。K380は、キーに切替機能が割り当てられていたため、簡単に切り替えられていたこともあって、手間を感じてしまいます。
Keychronは完璧ではないけど満足度の高いキーボード
Keychron K1に不満がないわけではないものの、デザイン性や質感の高さ、使用感のよさからくる満足度が上回っていて、とても気に入りました。
Keychronのオンラインショップからしか買えないことに不満や不安を感じる人もいるかもしれませんが、国内の宅急便と同じくオンラインで荷物の状況を追跡できるので安心感はあります。
送料は2,000円ほどかかりましたが、それを足しても8,000円台で購入できたので、価格的にも手頃(価格はキーボードの種類や機能の組み合わせによって異なります)。ただしUSキーボードしか選べないので、JIS配列以外は無理という人は選択肢から外れます。
CG・映像制作者にとって、キーボードは毎日使う道具の1つ。できるだけ使いやすく、満足度の高いものを選びたいものです。キーボードの購入を考えている人は、本レビューを参考にしてください。
追記: クーポンは終了したようです。
Keychronが10%オフで購入できるクーポンコード
Keychronのキーボードを購入したい人は、次のボタンをクリックすると10%オフのクーポンが入手可能です。私も個人ブログに貼られていたクーポンコードのリンク経由で購入しました。
もしも上記クーポンを使ってKeychronが購入されると、私も次回キーボード購入時に使える10%オフクーポンがゲットできるんですが、しばらくキーボードを買う予定はありません(笑)