機能限定の激安版も!STEAMで購入できるCGソフト

STEAM for CG

ゲームやソフトウェアなどを販売するSTEAMというプラットフォームで購入できるCGソフトを紹介します。

ワンコ先生

先日、CGソフトを安く購入する方法を紹介したが、実はまだ情報があるんじゃ。
なんだワンコ先生、出し惜しみしないでくださいよ〜

菊千代

ワンコ先生

そういうわけではないんじゃが、機能限定とか標準版とは違う部分もあるから一緒に紹介して混乱させてしまってはいけないと思ってのう。
なるほど〜機能限定版でも安く買えるということなら興味津々です!

菊千代

CGソフトを安く買う方法 高額な3DCGソフトをできるだけ安く購入する方法

STEAMでは様々なCGソフトが販売されている

PCゲーム、PCソフト、ストリーミングビデオなどを販売しているSTEAMというプラットフォームでは、CGソフトも販売されています。

中には機能限定版ながら信じられない低価格で提供されている場合もあるので、要チェックです。

参考 STEAMSTEAM
MEMO
STEAMは「第9地区」の監督としても有名なニール・ブロムカンプ(Oats Studio)が、新たな試みとしてパイロット作品を公開したことでも話題になりました。作品で使われたコンセプトアートやCGデータなどを作品の購入特典として配布しています。
参考 Oats StudioSTEAM CGソフトの種類 統合型から特化型まで主な3DCGソフトの種類

MODO INDIE

STEAMで販売されているMODO INDIEは、MODOの機能限定版。サブスクリプションで提供されています。価格は次のとおり。

  • サブスクリプション(1ヶ月):1,480円
  • サブスクリプション(3ヶ月):3,480円(月あたり1,160円)
  • サブスクリプション(6ヶ月):6,080円(月あたり1,013.33円)

MODO標準版のサブスクリプションは年間8万円(税別)なので、MODO INDIEはその1/5弱(標準版の価格は、消費税8%を加算して計算)という破格の安さ。1,000円台で一ヶ月だけ使えるというもの魅力的。ただし、次のような制限があります。

  • OBJ, FBX, glTF 2.0へのエクスポートは、10万ポリゴンまで
  • ベイクとレンダー解像度は4Kまで
  • evalコマンドオプションは利用不可
  • コマンド、スクリプト、コマンド履歴パネルの結果は、「アンドゥ」「ヒストリー」のみ
  • Pythonエディター、サードパーティスクリプト、サードパーティプラグインは利用不可
  • すべてのフォーマットをインポートできるが、保存は.lxf形式のみ
  • エクスポート形式は、OBJ、FBX、glTF 2.0
  • 画像保存形式は、.png、.jpg、.tiff、.tga、.exr
  • ネットワークレンダリングは利用不可
  • 個人利用のみ

2018年5月現在、MODOの最新版は12ですが、STEAMで提供されているのは11です。また日本語版は提供されていません。

様々な制限はあるものの、他にもSUBSTANCE for MODO INDIEが無償提供されているなど、通常版にはない利点もあります。

参考 MODO INDIESTEAM
MEMO
旧バージョンのMODOをベースにした「MODO INDIE 901」も提供されており、またMODO INDIE 901とMARI INDIEのセット販売(サブスクリプション)もあります。(2018年5月現在)

MARI INDIE

MARI INDIEは、MODOと同じくFoundryが提供している、3Dペインティング&テクスチャソフトMARIの機能限定版。サブスクリプションと恒久ライセンス版が提供されています。価格は次のとおり。

  • 恒久ライセンス:15,380円
  • サブスクリプション(1ヶ月):1,280円
  • サブスクリプション(3ヶ月):2,980円(月あたり993.33円)

MARI標準版の参考価格は248,160円(税別)で、MARI INDIEはその1/17以下(標準版の価格は、消費税8%を加算して計算)。

MARI INDIEの制約は次のとおり。

  • プロジェクトファイル(.mra)はSteamアカウントに紐付け/他のユーザーとは共有不可
  • UDIMテクスチャパッチ数は、1オブジェクトに6パッチまで
  • オブジェクト数は、5まで
  • 書き出しテクスチャ解像度4Kでチャネルごとに16-bitカラーまで
  • エクスポート可能なフォーマットは.exr、.psd、.png、.tga、.jpg
  • エクスポート不可なフォーマットは.tif、.tiff、.hdr、.dds、.ptx
  • Pythonスクリプト記述は利用不可
  • Sessionスクリプトは利用不可
  • カスタムシェーダーは利用不可
  • アドバンスド・カラースペース・コンフィギュレーションとカスタムOCIDコンフィグファイルの読み込みは利用不可、ただしベーシック「Nukeデフォルト」コンフィギュレーションは利用可能
  • アドバンスド・ノード・グラフは利用不可、ただしノードはグラフレイヤー経由でMARI INDIE内では活用可
  • 2Dカラーコレクトフィルターは利用不可
  • カスタムC-APIプラグインはサポートなし
  • NukeMariブリッジは利用不可

2018年5月現在、MARIの最新版は4.0ですが、STEAMで提供されているのは3.0です。また日本語版は提供されていません。

参考 MARI INDIESTEAM
MEMO
MODO INDIE 901とMARI INDIEのセット販売(サブスクリプション)もあります。(2018年5月現在)

STEAMで販売されている、その他のCGソフト

STEAMでは、他にも次のようなCGソフトが販売されています。

  • Substance Painter 2018(Windows・Mac・Linux・Steam、15,900円)
  • Substance Designer 2018(Windows・Mac・Linux・Steam、15,900円)
  • Bitmap2Material 3 Professional(Windows・Mac、15,900円)
  • Substance B2M3(Windows・Mac、10,300円)
  • Substance Pack – Indie(Bitmap2Material 3・Substance Painter・Substance Designer同梱、Windows・Mac、31,575円)
  • 3D-Coat(Windowsのみ、3,090円)
  • Marvelous Designer 7 For Steam(Windowsのみ、37,638円)
参考 Substance Painter 2018STEAM 参考 Substance Designer 2018STEAM 参考 Substance B2M3/ProfessionalSTEAM 参考 3D-Coat Modding ToolSTEAM 参考 Marvelous Designer 7 For SteamSTEAM

標準版の対応プラットフォームや参考価格は次のとおり。

  • Substance Painter(Windows・Mac・Linux、149ドル=約16,530円)
  • Substance Designer(Windows・Mac・Linux、149ドル=約16,530円)
  • Substance B2M(Windows・Mac、99ドル=約10,980円)
  • 3D-Coat Professional(Windows・Mac・Linux、379ドル=約42,000円)
  • Marvelous Designer 個人向け恒久ライセンス(Windows・Mac、400ドル=約44,370円)
参考 SUBSTANCEAllegorithmic 参考 3D-CoatPilgway 参考 Marvelous DesignerMarvelous Designer

Bitmap2Material・Substance Painter/Designerの3本セットは、Allegorithmicではサブスクリプションしか提供しておらず、恒久ライセンスはSTEAMだけのようです(制約は不明)。

3D-CoatとMarvelous Designerは、標準版で提供しているMac版はSTEAMでは提供しておらず、Windowsのみ。

CGにはWindowsが向いているという記事を書きましたが、ここでもそれを裏付ける結果になっていますね。

CG向けパソコンはWindowsかMacか 3DCG向けパソコンはWindowsとMacのどちらがよいのか

STEAMでは毎日セールが開催されている

STEAMでは、毎日セールが開催されており、紹介したCGソフトがさらに安くなる場合があります。

情報はニュースのページで配信されているので、見逃したくない場合はRSSを登録しておくとよいでしょう。

参考 STEAM - ニュースSTEAM

安価なCGソフトだけではない、STEAMの魅力

ワンコ先生

STEAMで販売されているCGソフトについてまとめると、次のようになるかのう。
  • MODO INDIE:機能限定 / 激安
  • MARI INDIE:機能限定 / 激安
  • SUBSTANCE:機能差不明 / STEAM版がやや安い / 日本語非対応
  • 3D-Coat:機能差あり(詳細不明)/ 激安 / Windowsのみ
  • Marvelous Designer:機能差不明 / STEAM版がやや安い / Windowsのみ
MODOとMARI以外は機能差がわかりませんが、すべてSTEAM版の方が安いですね。3D-Coatは安すぎな気がしますが…

菊千代

ワンコ先生

3D-Coatは「ベーシックエディション」で機能差ありと書かれておるし、「Marvelous Designer 7 For Steam」などは標準版とは異なる名称になっておるから、標準版とは機能差がありそうじゃのう。
日本語非対応だったり、Windows版だけだったり、機能以外にも標準版とは異なる部分がありますね。

菊千代

STEAMで販売されているCGソフトは、機能や提供OS、言語対応などが標準版とは異なりますが、非常に安価に利用できるソフトもあります。

KanovaのようなVRで利用可能なスカルプトモデリングソフト(開発中)が無料で利用できたり、ゲーム向けのアセット(すぐに利用可能なテクスチャ付きのCGモデル)が購入できるなど、STEAMの魅力はCGソフトが安く購入できるということだけではありません。

たまに覗いてみると、思わぬ発見があるかもしれませんよ。