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こんにちは、いわい です。今週のC3Dニュースレターは、EPICのCapturing Reality買収、OTOYとAdobeがApple Silicon対応版の製品をリリース、マテリアル制作に使えるAdobe Caputureなどの話題です!
Table of Contents
EPICがCapturing Reality 買収
近年、様々な会社を買収しているEPICが、今度はCapturing Realityを傘下に収めました。EPICは2019年に高品質アセットライブラリーサービス「Megascans」を提供するQuixelを買収し、同サービスをUnrealで無償提供しています。
Megascansのフォトリアルなデータは現実の風景をスキャンして制作されていますが、そこで使われているのがCapturing Realityということで、EPICの仲間入りは自然な流れなのかもしれません。
Capturing Reality is now part of Epic Games – Unreal Engine
本日、@RealityCapture_ がEpicファミリーに加わりました!
— アンリアルエンジン (@UnrealEngineJP) March 9, 2021
Welcome!🥳 https://t.co/olkkAStVxP
OTOYがApple Siliconに対応したOctane Xをリリース
OTOYが他社に先駆けて、驚異的な性能で話題になっているApple Silicon Mac対応版の「Octane X」をリリース。早速試してみたのですが…現段階ではスタンドアロン版のみ提供されているようで、統合版でいつものような使用感で試すことはまだできませんでした。
しかしOTOYがApple Silicon対応版がリリースできたということは、技術的な壁は超えているということだと思うので、今後は他社も続くことと思われます。個人的には、メインで使っているRedshiftに早く対応して欲しいところです。
Octan Render、M1 MacBook Airで動いた!OTOYからダウンロードしたデモ版はだめだったけど、App StoreからOctane Xというのをインストールしたらいけた。
— C3D | 中部のCG・映像勉強会 (@chubu3D) March 11, 2021
OTOYのアカウントにログインしたら無料で使えたんだけど、スタンドアロンだけっぽい。とりあえず最初の一歩という感じかな。 pic.twitter.com/PMJcGxXJd9
Adobe PhotoshopのApple Silicon対応版がリリース
Adobeからも、Apple Silicon対応版のPhotoshopがリリースされました。非対応版も普通に快適に動いていましたが、Apple Siliconに対応することでさらに高速化。年内には他のソフトも対応するんでしょうかね?こちらも期待です。
M1 Mac対応Photoshopが正式版に Adobe「1.5倍高速化を確認」
Adobe Caputure がマテリアル作成に便利そう
スマホアプリ「Adobe Caputure」を使うと、とても簡単にマテリアル作成ができるそうです。撮影した写真からノーマルマップやラフネスマップまで作ってくれます。早速ダウンロードしてみましたが、これはとてもよさげですよ!
Adobe Capture凄い!台所でステンレスを撮って調整したらすぐマテリアルできました! pic.twitter.com/z1cDllYEQA
— 水マヨ (@mizzmayo) March 9, 2021
あとがき
CGニュースなんて毎週お伝えするほどは無いよね〜と思ってたんですが、いまのところネタが尽きません。しかも結構大きめなニュースがちょいちょい出てきます。買収もまだまだ進みそうなので、年末ぐらいには業界再編がさらに進んでいるかもですね。