第13回C3D勉強会

第13回 勉強会

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常連組も増えてきた13回目の勉強会!

こんにちは、いわいです!

5月29日(日)、通算で13回目となるC3D勉強会が開催されました。今回は10名が参加!!レギュラーメンバーがだんだん増えてきました(^^

さて、午前の部は、恒例のお題発表。今回のお題は、「リアルなテクスチャ」でした。

トップバッターは、今回もやしろさん!カエルドーン!リアルゴールド、、、ZBrush + CINEMA4DのV-Ray で制作されたとのこと。いくつかV-Ray のデフォルトマテリアルでのレンダー画像を見せてもらいましたが、綺麗ですね〜。

でも、最終的に作品の完成度を決めるのはツールではなく、観察力やセンスです。やしろさんの実力がいかんなく発揮されていますね。

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やしろさんの作品

次は、はたこーくんの作品。これまたリアル!コンクリートの壁に木の扉という組み合わせです。扉は、木の質感への細やかなこだわりが伺えます。装飾に手を抜かないことで、完成度を高めていますね。光の落ち方もいい感じです。

こちらの作品は、Blender でモデリングして、3DSMax のV-Ray でレンダーして、コンポジットはPhotoshop だそうです。リアルといえば、V-Ray なんでしょうかね〜(妬)

扉部分だけのテストレンダーも披露してもらいましたが、もう写真と見まごうリアルさでした。

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はたこーくんの作品

次にRidiyさんの作品は動画!音楽もついていて、作品としてまとまっています。

まずは静止画としてレンダーしていただいたものから。花びらの透過具合や、雄しべのちょっとモサモサっとした感じも出ています。3DSMax を使っているそうです。透過の質感はフォールオフの設定で出されているそうです。

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Ridiyさんの作品

動画は、こちらでご覧いただけますです。AfterEffects で効果を付けていて、被写界深度などはサファイア(お高いですな、、、)、炎や煙の表現にはAEの定番プラグイン、Trapcode Particular をご利用とのこと。腕もプロなら、ツールもプロです。よっ、プロ、飯おごれw

さてさて、続いてのキルクさんの作品は、「手」。リアルなテクスチャという今回のテーマにふさわしい、生々しい質感となっていますね。ソフトウェアは、メタセコイア。プロの評価も高い、安価で高機能なモデリングツールです。

手の写真を撮影して、テクスチャに利用したとのこと。存在感がよく出ていて素晴らしいです。高価なツールを使わなくても、ちゃんと作品はできるという好例ですね。

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キルクさんの作品

まだまだ続きます!次は、mojon さんの作品。三度の飯より織機が好きなmojon さんならではのリアルな作品です。実機を測量してモデルを作り上げたとのこと。いや〜織機好きでないと真似できません。Cinema4D を使われています。

画像サイズが小さくて見づらいですが、C4D には、矢印線を引いて、その寸法を表示する機能があるそうです。中々気の利いた機能ですね。

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mojonさんの作品

mojon さんからは、Quarz Composer の紹介もありました。Quarz Composer は、MacOSX 10.4 以降に標準で搭載されているソフトウェアです。OS のインストールDVD の中にあるソフトウェアをインストールすることで使えるようになります。ネットにも色々と情報があります。

ノードベースのソフトで、簡単な操作でアニメーションが作れます。音に反応する映像を作ったりとかもでき、実演してもらいました。Mac ユーザーは無料で使えて、中々面白そうなツールです。

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Quarz Composer

さて、お題作品の最後は、私いわいの作品、、、なんですが、今回は間に合わず、2004年に作ったものを持ってきました。ソフトは、LightWave3D とPhotoshop です。テクスチャはUVをきって、色々と描き込んだものの、質感の方向性がいまいちな感じでありますorz

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いわいの作品

さて、uxic さんからは、Unity3D の紹介。Unity3D は、ゲーム開発用のソフトウェアで、iPhone やAndroid 向けのソフトも作れます。最近では、モバイルゲームの世界も3D が当たり前。Unity3D は、クロスプラットフォームなので、色々な環境向けに書き出しができます。そんなところが注目されているようです。

今回、初参加となったオチさんからは、Junaioについてのプレゼン。初めて聞いたのですが、これはいまから確実に来ると思います。

ウェブ(だけじゃありませんが)の世界では、AR(Augmented Reality = 拡張現実)が数年前から活用されています。ARってなに?という方は、Nintendo 3DS のCM をご覧いただくとわかりやすいと思います。

iPhone や携帯ゲーム機のカメラを通して、あらかじめ設定しておいた画像を見ると、そこに立体映像などが見えるというものです。iPhone アプリとしては、セカイカメラがこの技術をうまく使ったものとして有名ですね。

さて、そんなAR ですが、ユーザーとしては楽しく使わせてもらっていますが、作り方を知っている人は多くはないと思います。Junio は、そんなAR を簡単に作ってしまえるサービスです。

Unity3D は、基本の開発環境は無料ですが、高機能版や、iPhone やAndroid など、書き出すプラットフォームごとに有料のライセンスが必要であるのに対して、Junaio は、完全に無料です。3D がより多くの分野で活用されるのは、喜ばしいことです。

最後は、はたこーくんのblender 初心者講座などにより大いに盛り上がった今回の勉強会なのでした。

そして、次回のお題は、「夏」です!3D に興味のある方のご参加をお待ちしております〜