記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2011年最初の勉強会
1月30日(日)、2011年初となるC3D勉強会が開催されました。今回は新しい方が4名も参加!!総勢10名での勉強会開催となりました。天気予報は雪の予想で、開催が危ぶまれましたが、それほど雪は降らず、影響はありませんでした。
会場に到着すると、先に到着していたメンバーにより案内板の準備が!だんだんと、それっぽくなってきましたw
さて、午前の部は、いわいによるNukeのお話から。なにゆえNuke?ってか、Nukeって何?と言う方も多いかもしれませんね。
Nukeは、もともとデジタルドメインというポストプロダクションが自社用に作った実写とCGを合成するためのツールで、現在は、the foundryという会社が買い取って一般向けに販売しています。
大手ポストプロダクションが導入しており、業界標準となりつつあるようです。ちなみに無料で使えるPLEがあるので、誰でも気軽にお試しできます。
たまたま、このNukeの紹介セミナーがインディゾーンさんで開催されて、しかも東京出張のタイミングとぴったんこカンカンだったために、いわいが受講してきたわけです。ちょうどC3D開催前日に受講したため、そのフィードバックをしました。
Nukeは、リニアワークフローが標準となっているため、最初にそちらの説明もさせてもらいました。私のブログでも記事を書いているので、興味のある方はご覧ください。
詳しいことはリンク先に任せるとして(おいw)、印象に残った点としては、ノードベースのおもしろさや利便性、リニア環境を基準としたツールで作る合成品質の高さ、実写とCG合成のために作られたというだけあって、それを実現するためのツールの充実などがありました。
実写とCGの合成に興味がある私としては、After Effectsとの格の違いを見せつけられる感がありました。が、日本では、実写とCGの合成について、業界では9割ぐらいはまだAfter Effectsが使われているとのこと。
色々と理由があるんでしょうけど、業界には能力の高い方が多いと思われるだけに、なんだか勿体無い気がしました。
Nuke話が終わったあとは、新メンバーのヤマダさんが持ってきてくれた作品のご紹介。クオリティ高っ!!本職がポスプロというだけあって、品質は申し分ないです。バイクなどは一週間で作られたとか。すごすぎです、、、
同じく新メンバーのトミタさんの作品。今回の勉強会向けのお題になっていた「動き」をテーマにした作品をご用意いただきました。初参加で宿題をやってこられた方は、おそらく初めてですw
トミタさんも本職でイラストやデザインをされているということで、さすがの出来栄えです。疾走感が良く出ていて、動きというテーマにぴったりです。
古参メンバーも負けてはいません!やしろさんからは、Cinema4Dのプラグイン、TurbulenceFDのテスト動画です。炎の表現ですが、グローバルイルミネーションを設定し、高品位なできばえ。結構簡単にできてしまうそうです。
MacBookProで、プレビューしてもらいましたが、軽快な感じでした。ダイナミクスの機能は、modoには未だ実装されていないのでうらやましいです。
uxicさんからは、processingの紹介。processingは、電子アートとビジュアルデザインのためのプログラム言語で、こちらを使ってアーティスティックなグラフィックを作ることができます。
iTunesのビジュアライザとしても採用された実績もあるそうです。3DCGの取り込みもできるということで、デモを見せてもらいました。
uxicさんは、本職がウェブ制作なので、いつもウェブとの接点となるものを見せてくれます。3DCGがもっとウェブの世界に簡単に取り入れられるようになれば、爆発的に広がるかもなぁと以前から考えていますが、uxicさんのお話はいつもその可能性や最新の情報を教えてもらえるので貴重です。
最後に、いわいからは、すでにC3Dのトップにも使った擬似3D動画の作り方を披露しました。After Effects で、VideoCopilotのプラグインを使って作ったものです。
発表が終わったあとは、ライブモデリング。次回のお題となるプリミティブなモデルを作ることに。結果は次のとおり。
やしろさん、uxicさん、いわいの3人がそれぞれ作った簡単なモデルを使って作品を作ることが次回のお題となりました。スカルプトしてもよし、実写と合成してもよし、リグを組んでアニメーションさせてもよしと、使い方は自由。同じネタからどんなものが作られるのか、興味深いところです。
最後は、Google Analytics を見て、ウェブの反響を確認したり、今後の運営のことを皆さんで話し合ったりしました。今回、新しく参加してくれた皆さんがC3Dを知るきっかけとなったのが、クリマとウェブサイト。
C3Dのウェブサイトは、独自ドメインを取得してから、C3Dでググると、トップに来るようになりました!「中部 3D」というキーワードでも2ページ目の上の方に出てきます。そうそう、新メンバーの中には、遠路、浜松からお越しいただいた方もいらっしゃいました。
いままでは、ゆるい感じの勉強会でしたが、もう少ししっかりとした形にした方が良いのか、でも、やっぱり3DCG好きな人が集まる場なので、ダラダラと話すのも、それはそれで魅力的とか、方向性としては難しいところです。はっきりとした結論を出すというよりもブレスト的な感じになりました。
決まったこととしては、新しい方が参加されるたびに全員が自己紹介タイムとなるのは、時間がもったいないということで、メンバー紹介ページを作って、新しい方にはそちらを見ていただこうということ。
また、今回は特に新しい方も多く、勉強会のご案内や出欠確認のやりとりが大変だったので、次回からは、リクルートのATNDというサービスを使うことにしました。すでに、3月の勉強会のエントリーも行っております。
そんなわけで、今年もC3Dは、モリモリと活動していきます!