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Light Tracer Render バージョン2.0ベータのレビューをC3D YouTubeチャンネルで公開しました。本記事ではその概要をお伝えします。詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。Light Tracer Renderについて、詳しくは過去記事でご覧いただけます。
使いやすさはそのままに、より美しい描写が可能になったLight Tracer Render
Light Tracer Renderは直感的なインターフェイスのスタンドアローンレンダラー。CGソフトに慣れた人ならすぐに使い方がわかると思います。レンダリングは高速で描写も非常に美しいのが特徴ですが、バージョン2.0では、コースティクスや薄く透明な物体(ガラスや車のヘッドライトなど)の描写が改善されているそうです。
メッシュエミッターやIESプロファイルにも対応するようになり、よりフォトリアルなレンダリングが可能になっています。バージョン2.0の改善点は、次のとおりです。
Light Tracer Render 2.0の改善点
- 複雑な照明条件(コースティクス、局所的な光源を持つインテリア、支配的な二次照明を持つシーンなど)を持つシーンをレンダリングする際に、収束を高速化する新しい「コースティックモード/パスガイド」手法を開発。
- 今回のリリースでは、「透明な影」の技術が導入され、ガラス窓(室内シーン)や半透明の表面(植物、木の葉、草)から光が差し込んでいる状況で、コンバージェンスを劇的に向上させることができるようになりました。
- インテリアや建築シーンのリアルなレンダリングのために、メッシュエミッターとIESプロファイルに対応しました。
- コーティングモデルの見直しを行いました。薄く透明な物体(ガラス窓、ガラス製品、自動車のヘッドライト)や、漆塗り(自動車の塗装、金属の艶出し、木材の漆塗り、陶器)のリアルなモデリングが可能になりました。
- 新しいビルトインモデリング機能、カメラスロット、パフォーマンスの向上、そして多くのUIの微調整。
- We have developed a new “caustic mode/path guiding” technique that makes convergence faster when rendering scenes with complex lighting conditions (caustics, interiors with local light sources, scenes with dominated secondary lighting, etc.).
- The new release introduces the “transparent shadows” technique that allows to dramatically increase the convergence in situations when the light is coming through the glass windows (interior scenes) or translucent surfaces (vegetation, tree foliage, grass).
- Added support for mesh emitters and IES profiles for realistic rendering of interiors and architectural scenes.
- The coating model was reworked. Realistic modeling of thin transparent objects (glass windows, glassware, car headlights) and lacquered coatings (car paint, glazed metal, lacquered wood, ceramics) became possible.
- New built-in modeling capabilities, camera slots, improved performance, and a lot of UI tweaking.