[Redshift] Volumetric Scattering and Fog(ボリューメトリック・スキャッタリングとフォグ)

Volumetric_Scattering_And_Fog

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Cinema 4D版 RedshiftでVolumetric Scattering and Fog(ボリューメトリック・スキャッタリングとフォグ)を設定する方法をC3D YouTubeチャンネルで公開しました。本記事ではその概要をお伝えします。詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。

Volumetric ScatteringとFogとは

大気中には塵、埃、水分など(ミディアム)が漂っていて、照明の一部はそれらミディアムに吸収され、残りは散乱します。例えば、暗い場所で照明の光があたった部分が白く、量感を持って見えたりしますが、それがまさに光がミディアムに吸収されたり、散乱したりしている状態です。そのような表現を可能とするのがVolumetric Scatteringになります。Fogは、霧や霞(かすみ)の表現に使います。

Volumetric ScatteringとFogの設定

Volumetric ScatteringやFogには、照明とRedshift Environmentが必要です。Volumetric Scatteringのボリュームの色合い、強さ、減衰など、また、Fogの高さ、地平線のぼかしなど、細かな調整は、Redshift Environmentのパラメータで行います。設定の詳細に関しては、YouTubeをご覧ください。

Redshift公式ドキュメントに更新されていない箇所がある

Redshift公式ドキュメントでは、各照明のVolumeタブ内の設定について書かれていますが、現時点での最新版のRedshift(バージョン 3.0.59)では、照明のパラメータにVolumeタブはありません。公式ドキュメントが更新されていないようです。

[参考]