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いわい(@iwai)です!2015年4月25日、通算26回目となるC3D勉強会を開催しました。当初、古参メンバーしか集まらないと思っていて、定員10名で余裕と考えていましたが、キャンセル待ちの方が出てしまい、15名まで増員。
その後もすぐに定員に達し、大阪からの参加者や初参加となる3名の方を含む、15名という大人数での勉強会となりました。
Table of Contents
午前中は自己紹介と雑談
今回は初参加の方もいらっしゃったので、全員の自己紹介から勉強会を開始。午後からの参加となる4名を除いても11名おり、自己紹介だけで、あっという間に時間が経っていきました。
今回も非常に多彩な顔ぶれで、CG、映像、建築、ウェブ、遊技機、プロダクトデザイン、イラスト、アニメーションなどのプロに加えて、学生の方も参加されていました。
C3D勉強会はセミナーでは無いので、講師が参加者に何かを教える形式ではありません。毎回テーマを決めて開催し、そのテーマにそったお話をすると同時に、皆がCGや映像関係の情報を持ち寄ってはワイワイと話します。
ある程度の人数が集まると、色々な情報が集まり、これが実に楽しいのです。
CGという接点で集まってはいるものの、参加者の職業は様々であるため、お互いに持っていない部分を埋めるような形で協業につながったりもしています。
ビジネス交流会では無いため、仕事につなげる目的で参加しているわけでは無く、情報交換をしているうちにお互いができることを知り、自然と仕事にもなっているというのが良いところです。
今回は人数も多く、久々の開催ということもあってか、放っておいても皆が色々な話に花が咲いていました(笑)
サーモ表示ができるiPhone用のガジェットとか。
ドローンが飛んでおります(笑)
MODOのプラグイン、Mesh Fusionのデモ。901からは標準搭載の機能になりますね。
午後からは今後のC3Dでやっていきたいことについて意見交換
午後は参加者全員が揃いました。午後からの参加になった人達に自己紹介をしていただいた後で、今回のテーマである「今後のC3Dでどんなことを行っていきたいか」について、まずは周りの人達と自由に話してもらいました。
意見交換の後で、お話のとりまとめ。概要は次の通り。
勉強してみたいこと
- 3Dプリンタ
- 動画・映像の基本
- オキュラスリフト
- ドローン(クワッドコプター)
- 広告写真やライティング(照明)
- デッサン
- iPad向けモデリング講座(最終的に紙でモノづくりをしたりとか)
その他いろいろな意見や情報
- モノづくり施設などの見学
- 求人の情報交換
- 飲み会、映画鑑賞会
- クラウドファンディング(Faavo)の紹介
- イラストレータ岩谷さんがユニクロのコンテストで受賞
- 瀬戸市が3DCGに力を入れている
- 他の地域への遠征
まずは、勉強したいことについて。皆さん、様々な分野に関心を持っていますね。
3Dプリンタやオキュラスリフトなどは、3DCGの応用分野として進化中で目が離せません。
映像の基本については、その道のプロで今回参加してくれた小林さんが、先頃、中部電塾に招かれてお話をされていました。詳しくはリンク先をご覧ください。
2015年3月度電塾勉強会「基礎から空撮まで!フォトグラファーによる動画撮影のすべて」
とても参加したかったのですが、都合が合わず断念。このようなお話をまた行って欲しいことをお伝えしたところ快諾していただけたので、日程を調整してセミナーを開催したいと思います。
広告写真の視点やライティング(照明)の知識は、CGを生業とする人達には結構欠けているといわれるものです。
業界や部署によっては、このような知識は必須でない場合もあるかもしれませんが、少なくともそのような視点や知識は持っていても損はありません。
この分野のプロとしては、パーチの長尾さんが有名です。セミナー開催の相談してみようかな〜
デッサンは空間把握能力や造形能力を養うために重要で、専門学校のCG学科で授業の一環として教えていることも今では珍しくありませんね。
今回、初参加された方の中に美大出身の方がいらっしゃって、お願いすれば教えていただけるそうです。ありがとうございます!
iPad向けのモデリング講座のきっかけになったのがUMakeというiOSアプリ。まだ、ベータ版のようですが、デモを見たところ、iPad上の操作で結構複雑なものもモデリングできていました。
元Autodeskの開発者達が作っているようで、品質にも期待できます。ベータテストには公式サイトからメール登録するだけで参加可能です。早速、登録しましたが、iPad miniは第2世代、iPadは第3世代以上が必要。iPad mini初代しか持ってない(涙)
3DCGもこのような形であれば、多くの人が参加できるし、そのまま3Dプリントとかできたら、用途も広がりそう。
勉強会やセミナー以外にも様々な話題がありましたが、モノづくり施設の見学とかはおもしろそう。大人の社会見学的な。
飲み会や映画鑑賞会(皆で映画見にいくだけw)は、これまでも開催しており、継続します。
FAAVO(ファーボ)というクラウドファンディングの紹介もありました。集客力を持っていて、数百万円のファンディングに成功した事例も紹介されていました。
様々なクラウドファンディングがありますが、FAAVOの特徴は「地域」を盛り上げることを重視しているところで、ファンディングを行うときは必ず「「応援県(ホーム)」の設定が必要。
地域貢献については、いわいもなんらかの形で行っていきたいと考えているので大いに共感するところです。
地域と言えば、最近、愛知県瀬戸市がCG振興に力を入れており、ポストプロダクション大手の白組もなにやら関わっているらしいという情報をいただき調べてみたところ、色々なことがわかりました。
愛知県のウェブサイトによると、2013年に瀬戸市で株式会社白組のプロデューサー・監督の岩木氏主宰で、将来を担う地元小学生にCG制作の指導を行う「Seto CG Kid’s Program」なるものが開催されたそうです。
同じく岩木氏が瀬戸市にCG制作会社、株式会社スピードを設立したとのこと。いや〜全然知りませんでした。
C3D勉強会は、プロでなくても「CGや映像に興味がある人」であれば誰でも参加可能という緩い集まりなので、思いがけない情報に触れられるところも魅力のひとつです。
そしてそして、過去、C3Dにも何度か参加してもらったこともあるイラストレータの岩谷さんが、ユニクロのSTARWARS TシャツコンテストでNIGO賞を受賞されました。おめでとうございます!
UTGP 2015 THE GLOBAL T-SHIRT DESIGN COMPETITION – STARWARS
Tシャツは、2015年4月27日(月)から販売開始予定。岩谷さんTシャツ、買いに行くぞ!!
今後のC3Dについてのまとめ
さて、そんなわけで多方面に話題が及びましたが、今後は次のような方針でC3D勉強会を運営していきます。
C3D定例勉強会の運営方針
- 隔月で開催
- 毎回テーマを設定
- 各自が最新情報を持ち寄る
- 基本は雑談形式(一人が複数に教える形式にはしない)
- 先行情報はFacebookグループでお知らせ
- 聞くだけの参加もあり
C3D勉強会(番外編)
- 不定期開催
- 講師を招いて行うセミナー
- モノづくりスペースなどの見学
- 飲み会や映画鑑賞会
基本となる定例勉強会は、2012年までと同様に隔月開催。「全員が発表」となると参加しにくいので、聞くだけというのもありということにします。
テーマを設定しておくというのも過去と同じ。例えば、「フォトリアル」というテーマを設定したら、次回の勉強会までに何かを作っておいて、発表します。作れないという人もいるかもしれないので、努力目標という感じにしておきます。
2013年、広く多くの人達の参加を募ってUnityの勉強会を開催しました。このときは少し実験的な感じもありましたが、今後は積極的に開催します。
講師を招く場合は、基本的には有料セミナーになると思いますが、その分、遠方から人を呼ぶこともできるようになりそうです。
飲み会は夏場は暑気払い、冬場は忘年会という感じかな。映画鑑賞会は、必見のものがあれば随時。今年はやっぱり、STARWARS EP7かな!
こんな感じで今後もC3D勉強会を開催していきます。ご興味のある方は本ブログ、Twitterをチェックしておいてくださ〜い!