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こんにちは、いわいです。今週は偶然にもデジタルヒューマンの話題が多くありました。サイバーエージェントの著名人大量デジタル化も驚きですが、Ianさんの職人技によるフォトリアルデジタルヒューマンも圧巻です。
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サイバーエージェントが著名人500人をデジタル化
バーチャルモデルといえば、最近では架空のキャラクターであるImmaや、水嶋ヒロさんが自身をバーチャル化したLewis Hiro Newmanなどが記憶に新しいのですが、サイバーエージェントが、一気に500人もの著名人をデジタル化して活用されるようです。中々、豪快ですね。
ちなみにこの技術はサイバーエージェントが買収したAvattaのものですが、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMVで衣装を作らせてもらったときに、買収前のAvattaのスタジオで全身スキャンを見学しました。今はもっと進化しているんでしょうね〜
株式会社サイバーエージェントが著名人の公式3DCGモデルを制作し、デジタルツインをキャスティングするサービス「デジタルツインレーベル」発表。
— CyberHuman Productions (@CyberhumanP) August 2, 2021
当社は、デジタルツインの3DCG制作で協力しております。
▼プレスリリースはこちらhttps://t.co/MPKY4MiMjR#TominagaAi #digitaltwin pic.twitter.com/MCqHu9ZL4e
写真にしか見えない超絶フォトリアルな人物CG
フォトリアルな人物CGを追求されているIan Spriggsさんによるリアルすぎる人物CGですが、マジで写真にしか見えません。フォトリアルな人物CGも一定のレベルまでなら多くの人が達していると思われますが、このレベルになると徹底的な研究・調査を元に試行を繰り返さないと辿り着けないのではないかと思います。
こういうレベルのリアルさを出そうと思ったらArnoldや大手ポスプロが独自開発しているレンダラーの領域なのかなと漠然と考えていましたが、IanさんはV-Rayをご利用のようです。これがスキャンでないというのには本当に驚きます。
しかしこのレベルのフォトリアルでもRTX6000 x2だとほぼリアルタイムでプレビューできてしまうんですね。
A couple breakdowns of Richard’s portrait. Created in Maya, Mudbox, V-Ray GPU RTX6000 #3dart #digitalrembrandt #portrait #3dportrait #render #digitalhuman pic.twitter.com/jKqQwZdHoj
— Ian Spriggs (@SpriggsIan) August 1, 2021
デジタルヒューマンの肌の表現に関する記事
GIGAZINEが、CGで肌を表現する技術について解説されたコンテンツの邦訳記事を公開していました。ALVEDOなど、かなり専門性の高いお話になっていてとてもおもしろいです。
技術的な話でおもしろい😃https://t.co/Lv22QQuyWQ
— C3D | 中部のCG・映像勉強会 (@chubu3D) August 5, 2021
リアルな造形は本物から取得するのが最適?
爬虫類の脱皮皮にサフを吹いた写真が公開されていました。ドラゴンとか恐竜とかを作るときには、爬虫類のパターンを参考にすることが多いと思いますが、こうしてサフでグレースケールにされると、より模様がよくわかりますね。とてもよい試み。
爬虫類の脱皮皮にサフを吹くとどうなる?
— 蟹蟲修造(生物部 宮口) (@731mm88) August 1, 2021
A,見易い資料になる。本物ほどアシメで鱗の配列が歪である。
綺麗に画像にして、zbrushのマテリアルに出来ないかな、 pic.twitter.com/kNKNCBChPb
80年代の日本を描いたZaoeyoさんの最新作が公開
2019年に日本で開催されたMotion Plus Design Tokyoでも登壇されたZaoeyoさんの最新作が公開されていました。80年代の日本が舞台になっていますが、ファッションやポスター、看板や車種に至るまで圧巻のディテール。時代考証どうやったんだろう…調査も含めて1秒作るために何百年かけたのか疑うレベルのフォトリアルさで素晴らしいです。
やば、こういう作品が出ると、いつも「それは難しい」って判断してる基準がグラっとくるよね〜。。。 本来作れてはいけない作品
— 太田貴寛 / Takahiro Ota (KASSEN) (@OTA_MOV) July 31, 2021
「Miracle Love」- CITYPOP MV https://t.co/udkLTVuS37
デザインの基本を説明した3D映像
ナカドウガさんが、文字の大きさや色差(コントラスト)を説明する3D映像を公開されていました。3Dであっても基本が大切だとよくわかります。こういったグラフィックデザインの基本は2Dで説明されることが多いですが、3D化するとリッチな印象になって新鮮ですね。
【見やすいテロップの作り方】の概念をもっと直感的に伝える試みとして、blenderを使ってインフォグラフィックス的に作りました。 pic.twitter.com/9AiDgokv6z
— ナカドウガ / ポスプロエディター (@douga_nakagawa) July 27, 2021
Cinema 4D クローナーの便利な使い方
MayustaTさんが、Cinema 4Dの代名詞的な機能ともいれるクローナーの便利な使い方を解説されていました。点ポリゴンをオブジェクトのようにつかえるんですね。知らなかった…
clonerで個々に位置だけ微調整したい時に頂点で調整するやり方。たまにやる。 pic.twitter.com/mCpPPSIe1V
— MayustaT (@MayustaT_) July 30, 2021
AEでUnmultが動かないときの代用テクニック
古めのプラグインで最新版のAE向けのバージョンは提供されていないにも関わらず、いまだに現場では重宝されているUnmultというプラグインがありますが、それが使えないときの代用テクニックが公開されていました。もっとください(笑)
【Ae忘備録】Unmultプラグインが動かない、入ってない… そんなときはVC Color Vibranceで代用できます。
— tomo oka/A-PLUS-STUDIO (@greenlight_tomo) August 3, 2021
設定は”Vibrance”を0.0、”Matte Alpha”をONに…#aftereffects #Unmult #VCColorVibrance pic.twitter.com/nkJZ6G3dlX
あとがき
Cinema 4D Quick Tips を知ってから、毎日少しずつ見ています。気付いた時点ですでに300本以上ありましたが、1本が大体3分以内に終わるので飽きずに見てしまえてよいです。公式がこういうのを提供してくれるのは助かります。